砂漠に花をさかせましょう

ブログをお読みいただきありがとうございます。

心理カウンセラー 成田 幸治です。

不安でいっぱいいっぱいだった時、
私は恩人であるカウンセラーさんに
心の状態を伝えました。

「ずっと砂漠の中にいるみたいな感じです」

私にとっては
ごく普通の感覚でした。

 

仕事の不安がとても強くて

怖くて怖くて

前の職場を辞めれなかった時
の心境です。

砂漠の中に
白い大きな建物があって、
そこだけは
食べ物があって、
空調が聞いていて、
とても平和な空間でした。

 

そこに
私たち家族(妻と娘)が
お世話になってる感覚です。

その建物の中に、
部屋があって、
そこを借りて生活している。

そんなイメージです。

快適なんですが、
その白い大きな建物には
一つだけ問題がありました。

それは
毎日、

牢屋に入らないといけない

というルールです。

 

 

私は決められた時間に
自分で牢屋に入り、
自分で鍵をかけ、
誰もいない牢屋の中で、
ひたすら時間が過ぎるのを待つ

誰もいない

というところが
とても苦痛でした。

そして時間が長い

その苦痛から
抜け出したいけど、

抜け出すと
外は砂漠の世界

全部自分で
勝手に作ったルールですし、

砂漠のイメージも
私のものだったのですが、

どうしても、
その世界が心の中に
ずっとある状態でした。

そのような話をすると、
カウンセラーさん
はとても驚かれました。

「そんな苦しい状況だったんですね・・・。
そんな状況の中、仕事続けているって
すごいことですよ。」

「あ、そうなんですね。
みんなこんな風に我慢して
仕事しているのではないですか?」

驚き返す私がいました。

その後何度も繰り返し、
カウンセラーさんに
言われて

「そうなんですね・・・」

とようやく自分の状況を
理解できる自分がいました。

そのカウンセリングの
効果もあって

気持ちが落ち着きました

がんばっている自分を
認めることができました。

仕事に行くという
状況は変わりませんでしたが、

砂漠の世界を
変えてみようという意欲
わいてきました。

自分で作った世界だから
自分で変えれるはず。

そう思い
心の中に砂漠を感じた時、

何度も
雨を降らして
きれいな森に変えてみよう。
ついでに綺麗な花を咲かせてみよう

そんな風に意識しました。

その方法は、
効果がありました。

そのイメージを持つだけで
気持ちが落ち着きました。

気持ちが落ち着いてくると、

気づき

がありました。

ああ、
この世界観は

お母さんの世界観と同じじゃないかと

母は
砂漠という表現は
していませんでしたが、

家族以外のつながりを
全く信用しない人のように
私には見えていました。

信用のない世界観
つながりのない世界観

砂漠というのは、
私にとっては、

つながりのない世界の
象徴のような存在でした。

本当につながりのない世界なんだろうか?
信用できる人はたくさんいるし、
もっと楽に生きてもいいはず

そう思えるようになったのは
40代になってからのことでした。

おそらく
カウンセリングを受けていなかったら

私の心は
ずっと砂漠のままだったと思います。

心の中にどんなイメージが見えますか?

そのイメージを伝えるだけでも、
何か気づきがあるかもしれません。

ぜひこの記事をお読みの方の
お話を聞かせていただきです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。