本を読むのは「不安」と向き合う作業!?

ブログをお読みいただきありがとうございます。

心理カウンセラー 成田 幸治です。

私はどちらかと言えば

頭でっかち

なタイプだったと思います。

今は感情を大切にしよう

お伝えする人になりましたが、

昔は、

感情なんて、なんとでもなる

結果がすべて

泣き言は許されない

ただ行動あるのみ

うまく行動できないなら
その方法を考えればいい

そのように
強く信じていました。

結果的には、
疲れ果てて
メンタルが不調になり、
行動できなくなりましたが。

私は
カウンセラーやコーチの
仕事がしたくて、

たくさん本を読みました。

でも思うような行動ができなく
なってきた時、
心理カウンセリングを受けました。

それは、

私にとっては
とても貴重な体験となりました。

その体験談を書いていきたいと思います。

カウンセラーさんとの面談

私はカウンセラーさんに
相談しました。

時間はあるけど、
思うように行動できない
どうすれば行動できるようになりますか?

という内容の相談でした。

以下はカウンセラーさんとの
相談内容です。
(以下「カ」)

カ:「どんな行動がしたいんですか?」

私:「まずは、本をたくさん読みたいです」

カ:「どうして本が読みたいのですか?」

私:「将来のためです。」

カ:「それがどうして将来のためになるのですか?」

私:「知識が役に立つからです。」

カ:「本を読まなかったらどうなります?」

私:「うーん、最悪な未来が待っています」

カ:「最悪な未来にならないために勉強しているのですか?」

私:「そうですね」

カ:「最悪な未来を想像している成田さんは今どんな気持ちですか?」

私:「不安ですね」

カ:「じゃ、不安な気持ちを感じながら本を読んでるのですか?」

私:「そうかもしれません」

カ:「じゃ、成田さんにとって本を読むっていうことは
不安と向き合い続ける時間かもしれませんね」

私:「むむむ、そういうことなんですか!?」

カ:「そういう考え方もあります。
本を読んで不安は解決しましたか?」

私:「いいえ、ますます深刻になっています」

カ:「それはしんどい作業かもしれませんね」

私:「そうですね・・・」

カ:「なんか「不安」って書いてある本を
ひたすら読んでいるイメージかもしれませんね」

私:「むむむ・・・」

私が感じた事

「不安」って書いてある本
を読んでいる自分をイメージして、

私は気がつきました。

私はずっと「不安」を感じていたんだ

と。

今までは「不安」が
当たり前過ぎて、
感じることすらできていなかったのです。

言葉では

「不安」

という言葉を口にしていましたが、

不安をちゃんと感じてはいなかった。

それは
とても大きなきっかけになりました。

面談その後

「不安」は未来に感じるであろう感情への怖れ

という言い方もできます。

今感じていることではなく、

未来に感じるかもしれない感情

を避けたい欲求が
「不安」をつくりだしている
という考え方があります。

「不安」があるから行動できる
メリットもあります。

歩いて来る時、
赤信号で止まるのは、
車にはねられる不安があるから

と言えるかと思います。

危険を回避するために
「必要な不安」もあります。

が、

「必要以上の不安」

もあります。

私が苦しんできたのは、

将来ひとりぼっちになること

結婚して娘も生まれましたが、

お金がないと
家族バラバラになる

という

ひとりぼっちの
さみしさを感じたくない

という怖れが

私の不安の奥にありました。

ということは、

過去に同じようなさみしさを
感じたことがあるのでは?

というのが、
心理カウンセリングの考え方になります。

その通りでした。

どうやら私はつらかったみたいです。

【抑圧】

という心を守る無意識の仕組みを
使って、

さみしさを感じないように
しているようでした。

私はカウンセラーさんに
サポートしていただき、

子供時代の
さみしさを
感じ直す作業を
何度も繰り返しました。

結果的には

不安が小さくなり
本を読むことの意味も変わりました。

「不安」と書かれた本を読むのではなく、

「好奇心」と書かれた本を読むようになりました。

知りたい

その思いで今は本を読んでいます。

まとめ

いかがでしょうか?

感情をうまく感じていないと

がんばって
【行動】をしても

結果的には、

ネガティブな感情
感じたくない感情

をより強くしてしまうことが
あるようです。

この記事が、
不安で悩んでいる方の
何かのお役に立てればと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。