投影の法則/おじさんが抹茶パフェでキレる時

心理学の考え方に

投影の法則

というものがあります。

心の仕組みを理解できると
不安にも対処しやすくなるかと
思います。

心の仕組みを理解する上で
とても重要な
考え方になりますので
この記事でご紹介したいと
思います。

ブログをお読みいただきありがとうございます。

心理カウンセラー 成田 幸治です。

投影の法則とは、

周りに見える外の世界は

実は自分の心の中を
映し出している世界

という考え方になります。

意味がわかりにくいかと
思います。

私も最初に聞いた時は、
意味がわかりませんでした。

投影の法則の例

例えば
ファミレスなどで
食事をしている時、

50代くらいのおじさんが、
突然、店員さんに
どなりつけているような
場面を想像してみてください。

「さっき頼んだ抹茶パフェ、
どんだけ時間かかんねん!!」

店員さんは
気の小さそうな女性です。

「すいません・・・
すぐにお持ちいたします」

泣きながら
対応しています。

その光景を見たとして、
あなたはどう感じるでしょうか?

 

「うるさい!!そんなことでどなるなよ!」

とおじさんに腹を立てる人もいるかもしれません。

 

「店員さんかわいそう・・・」

と店員さんに同情される方もいるかもしれません。

 

「いい年こいて『抹茶パフェ』って、
恥ずかしい人だな」

とおじさんを小馬鹿にする人もいるかもしれません。

起こった出来事は同じなんですが、

みんな感じ方が違います。

これは、

その光景を見た
それぞれの

心の世界が
違うから、
感じ方が変わってくる。

そのように解釈します。

そして、
その心の世界は
子どものころから大人になる過程で

無意識のうちに
できあがってしまうようです。

そして、
当たり前過ぎて、
わからなくなっている

という特徴があります。

ずっと
色付きのサングラスで
世界を見ていると、

世界はこんな色なんだと
思い続けているような感覚です。

投影の法則に
当てはめてみると

今まで気がつかなかった
自分に気づけることが多いです。

色付きのサングラスを
つけている自覚すらないので、

はずしてみると
世界が違って見える
そんなイメージです。

投影の法則で解釈してみると

先ほどのケースでは、

「おじさんに腹を立てる人」

 

どうして腹を立てるのか?

を投影の法則を使って
解釈してみたいと思います。

あくまで一つの可能性として
お読みいただければと思います。

「どうして腹を立てるのですか?」

と聞くとこんな答えが
返ってくるかもしれません。

「当たり前じゃないですか。
怒鳴るなんて人として最低じゃないですか。」

こんな答えが返ってきた場合は
この方には

「怒鳴ることはよくないこと」

という心の中の

世界観・ルール・価値観

のようなものがあるのだな
という見方ができます。

これが、

投影の法則

を使った解釈です。

じゃ、どうして
この人は

「怒鳴ることはよくないこと」

と思うに至ったのだろう?
どんな体験があったのだろう?

という視点で
聞いていくのが
カウンセリングの聞き方になります。

そうして話を聞いてくと

お父さんがお母さんを
しかりつけている場面を見て、

お母さんも守ってあげられなかった
自分が許せなかった!

なんという話もでてくる
可能性があったります。

「お母さんを守りたいなんて
素敵な男の子ですね。」

とカウンセラーは
伝えるのかもしれません。

まとめ

投影の法則

を使いこなせるようになると、

ご自身の
心の状態を理解しやすくなります。

外の世界を
どう解釈しているか?

何を感じているか?

カウンセリングでは、
その点をとても注意して
話を聞いています。

なので、
日常会話では出てこないような
質問が飛んできたり、

質問に答えているうちに、
感情がでてきたり、

今まで知らなかった自分を
発見したり、

いろんな効果があります。

ご興味のある方は、
カウンセリングのご利用は
いかがでしょうか?

ここまでお読みいただきありがとうございました。